グラフィックデザイン学科Department of Graphic Design

木下海結|%letter
三重県出身
田中康博ゼミ

手紙をおくるときに生まれる「どんな言葉を贈ろう、どんな便箋にしよう」といった丁寧に相手を想う行為や時間には、繊細な余白が存在します。私はそのような、繊細な余白のときめきやロマンチックな感覚を、想いを伝える手間が簡易化された余白のない現代でも、忘れたくないと感じました。そこで昔の文化である和歌を贈るという行為に着目し、小倉百人一首の和歌を引用したカードと封筒からなるレターセットを制作しました。