[優秀賞]
田原希実|装蹄 SOUTEI
山形県出身
田中康博ゼミ
田中康博 教授 評
現在、この日本に500人。それは「装蹄師」と呼ばれる仕事に携わるプロの数です。田原さんの祖父はこの馬の蹄(ヒズメ)を整え、蹄鉄を装着する「装蹄師」として長年働いてきました。そんな祖父や師に学ぶ弟子たちの仕事を丹念に追って、世間にはほとんど知られていない「装蹄」という仕事を1冊の本にまとめました。競走馬だけでなく、農耕馬など人間の生活に関わる馬の健康にとって「装蹄師」はなくてはならない存在です。そんな匠の仕事の内容や使われる道具、そして蹄鉄など、私たちが知らない世界を丁寧に取材?記録し、その仕事の奥深さを表現しました。田原さんは4月から山形のデザイン会社で社会人としてのスタートを切りますが、その真摯な眼差しでデザイナーとしてもその力を存分に発揮してくれることでしょう。